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登録日:2025年05月05日

小規模社労士事務所から税理士法人系社労士法人へ──キャリアも働き方もアップデートできた転職
<プロフィール>
30代前半/女性
これまでのキャリア:税理士法人内での社会保険労務士補助業務1年→社労士試験合格→小規模社労士事務所にて3年の経験

転職決定先:九州エリアの士業系コンサルティングファーム
年収:360万円→420万円にアップ
資格:社会保険労務士保有

■転職前のキャリア

大学卒業後、税理士法人にて1年間、社会保険労務士補助業務を担当。実務を通じて社労士の専門性に魅力を感じ、在職中に資格取得を目指して勉強を重ね、見事社労士試験に合格。その後、小規模な社労士事務所に転職し、3年間にわたり手続き業務や書類作成業務を中心に、幅広い実務経験を積んできました。

しかしながら、事務所は体制が属人化しており、分業や情報共有の仕組みがないことに課題を感じていました。また、所長の意向に強く左右される環境の中で、将来のキャリアパスを描きにくいと感じるようになり、次のステップとして「中規模以上の組織で、社労士としてさらに成長できる環境」を求めて転職活動をスタートされました。

■転職の軸と希望条件

  • 資格を活かせる業務内容(1号~3号業務)をバランスよく経験したい
  • 従業員数10名以上の組織で、属人的でない業務体制の中で働きたい
  • 社労士としてのキャリアアップが望める環境
  • ワークライフバランスが取れる職場
  • 年収アップ

■転職活動のプロセス

転職活動当初は、小規模事務所からのキャリアチェンジに不安を感じておられましたが、面接対策や職務経歴書のブラッシュアップを重ねる中で、ご自身の「実務力」と「社労士資格を活かす意欲」が強みとして明確に言語化されました。

また、「どんな業務にやりがいを感じるのか」「なぜ今の働き方に課題を感じているのか」といったご本人の価値観を整理することで、面接でも自信を持って自己PRができるようになり、最終的には九州エリアの士業系コンサルティングファームにて内定を獲得されました。

■転職後の環境とご本人の声

転職先は税理士法人と連携した社労士法人で、企業の顧問業務をはじめ、労務DDや人事制度設計といった3号業務にも積極的に関われる体制。中堅規模の組織で、分業と情報共有がしっかりと整備されており、これまでの経験を活かしながらも、専門家としての幅を広げるチャンスに恵まれています。

「個人事務所では難しかった“組織としての成長環境”に身を置くことができ、安心して働けています。ワークライフバランスも改善し、年収も上がったことで、長く腰を据えて働けそうです」 と、ご本人も満足のいく転職となりました。

■キャリアアドバイザーからのひと言

小規模事務所で積まれた実務経験は、たとえ分業体制がなくても非常に価値のあるキャリアです。それをどのように言語化し、希望する企業規模や働き方と結びつけていくかが、成功のカギとなります。キャリアに迷いがある方も、まずは現状の棚卸しからはじめてみましょう。