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登録日:2025年08月04日

社労士法人から企業の人事へ—専門性を活かしたキャリアの広がりを実現!
社労士法人から企業の人事へ—専門性を活かしたキャリアの広がりを実現!
社労士法人から企業の人事へ—専門性を活かしたキャリアの広がりを実現!
氏名:Bさん(仮名)/年齢:38歳
前職:社労士法人(労務担当スタッフ)→転職後:中小企業の人事労務担当(正社員)
年収:480万円 → 520万円
資格:社会保険労務士試験 合格(実務経験あり)

転職のきっかけ

Bさんは、これまで社労士法人で約7年間勤務し、労働保険・社会保険手続きや給与計算、就業規則の作成支援など、多岐にわたる業務に携わってきました。しかし、顧問先企業のサポートを通じて「一つの組織に深く関わり、より戦略的に人事・労務の仕組みを整えていく仕事がしたい」という思いが強まり、企業内での人事労務ポジションへの転職を検討するように。
業界に特化したエージェントを探す中でSNSで目にしたのが、「社労士JOB」へ相談にこられました。

キャリアアドバイザーから初回面談の確認ポイント

・キャリアの棚卸しと方向性の明確化
初回面談では、「どんなキャリアを目指しているのか」「企業人事でどのような働き方をしたいのか」といった深掘りの質問をさせて頂き、あらためてご本人の強みと方向性を整理

・実務経験を企業側にどう伝えるかの戦略サポート
社労士法人での業務が企業の人事にどうつながるか―たとえば「複数社の制度設計や実務経験」「労務トラブルの予防知識」など、企業目線でのアピールポイントを整理し、職務経歴書に落とし込んで頂く。

・面接では「入り込む力」をアピール
「これまで外部支援者の立場だったが、今後は一企業の内部に入り、仕組みを中長期で構築したい」という意欲を、面接でも一貫して伝えるようサポート。模擬質問や回答のブラッシュアップも実施。

面接で意識した事

《うまくいった事》
・経験の「深さ」と「再現性」を伝える
「100社以上の顧問先対応」といった数字に加えて、「企業の就業規則変更にあたり、どんな課題を見抜き、どう提案したか」など行動ベースのエピソードで実績を語ることを意識。
→ 採用担当からは、「経験の質と量が伝わった」と評価され、面接通過の決め手に。

・自分の強みを「企業内部で活かすなら・・」と置き換えて話した事。
たとえば、「複数社に対して俯瞰したアドバイスを行ってきた」→ 「制度設計やリスク対策をゼロから組み立てられる視点があります」など。

《失敗しかけた場面(反省点)》
・初期の頃の企業面接では、「これまでやってきたこと」の説明に終始してしまい、「今後、自社でどう活躍するか」まで踏み込めていなかった。→ 面接対策のアドバイスで、「自社の制度が未整備だったら、自分ならどう着手するか」を盛り込み、未来志向の回答に変えることで挽回する事を意識。

評価をもらえたと感じた面接での具体的な応酬話法

評価をもらえたと感じた面接での具体的な応酬話法
評価をもらえたと感じた面接での具体的な応酬話法
■面接での活動エピソード①:「課題に対してどう動いたか」を具体的に語った

質問:「顧問先で難しかった案件について、どう対応しましたか?」

Bさんの回答:「ある企業で、未払い残業が長年放置されており、是正勧告が入ったことがありました。私が担当に就いてから、まずは現状の実態を把握し、残業の原因となっている業務フローを整理。総務部門と業務量の棚卸しを行い、固定残業制の導入と業務分担の見直しを提案しました。監督署への報告対応も行い、再発防止策として毎月の勤怠チェック体制を導入しました。」

この回答に対し、面接官からは「現場調整も含めた対応ができる即戦力」として高く評価いただきました。

■面接での活動エピソード②:「入社後どう貢献するか」のプレゼンで印象づけた
最終面接では「上場準備中の企業で、人事労務の整備をどう進めるか」というテーマで質問された。

Bさんは事前に担当キャリアアドバイザーから、「この会社は直近で労務トラブルがあった」「評価制度が未整備」といった内部情報を得ていたため、
以下のように回答:

「貴社のように成長スピードの早い企業では、“制度設計”と“実行フェーズの現場浸透”のバランスが重要だと考えています。
入社後まずは、既存制度や就業規則を確認し、現場との対話を通じてどこに実態とのズレがあるかを洗い出します。
そのうえで、就業規則・勤怠管理・評価制度を一体で見直すことが、短期的な安定と中長期の定着率向上につながると考えています。」

結果として、「制度の再構築を丸ごと任せられる人材」として即日内定を得られました。

転職後の変化

  • 社内の労務課題に対し、制度提案から運用まで一貫して携わることができ、やりがいを実感
  • 就業規則の改定や人事評価制度の見直しなど、前職で培った知識をフルに活かせる業務内容
  • 経営層との距離が近く、「制度を作る側」に回れた実感
  • 自身の社労士資格を活かし、将来的には管理職や労務責任者としてのキャリアも視野に

まとめ:活動を振り返ってみて

社労士の経験者として話すのではなく、企業にどう貢献できるかという視点を持てたことが、面接突破の鍵でした。
担当キャリアアドバイザーの方が企業とのやり取りや過去の選考傾向を教えてくれたので、年収の希望も含めて、自分だけでは内定取得は叶わなかったと思います。
単なる紹介だけでなく、戦略的な転職支援をしてもらえたと感じています。無理に進められることもなく、丁寧に寄り添ってもらえたことが印象的でした。