Zさんは大学卒業後、IT系のベンチャー企業で経理として勤務。
仕訳や月次決算補助といった日々の業務に加え、給与計算や社会保険の手続きも経験する中で、
「人と組織を支える仕事を専門的に行いたい」という想いが強まっていきました。

在職中に社会保険労務士試験の勉強を始め、2025年に見事合格。
社内で労務関連の部署への異動を希望するも叶わず、
また「会社全体として労務があまり重視されていない」と感じる場面もあり、
「自分の力を活かせる環境で、専門性を高めたい」と転職を決意しました。

登録後のキャリア面談では、アドバイザーがZさんの経験を丁寧にヒアリング。
経理で培った正確性・期日管理・責任感に加え、
Excelを駆使して数字管理、業務効率化に取り組んでいた高いPCスキルも強みとして整理しました。

「経理出身＝社労士業務の素養がある」と評価できるよう、応募書類の書き方や面接での伝え方を一緒にブラッシュアップ。
さらに、

●なぜ社労士業界に興味を持ったのか
●経理経験やPCスキルをどう活かすか
●どんな環境で力を発揮したいか

をテーマに、志望動機を具体的な言葉に落とし込みました。
面接対策では、「未経験をどう前向きに見せるか」「学ぶ意欲と実務基礎をどう伝えるか」を中心にアドバイスを実施。

また大手社労士事務所への応募も検討していましたが、短期間で経験を積むなら小規模で横断的に関与できるところが良いという希望もあり、
10名以下の事務所の求人を複数ご案内。

面接では、Zさんは自らの実務経験を具体的に伝えるよう工夫しました。

「経理職として日々数字を扱ってきましたが、その裏にある“人の動き”を理解することの大切さを感じました。
社内異動を希望しましたが叶わず、資格取得を機に専門職としての道を選びました。
経理ではExcelを使って集計・分析を効率化するなど、正確性とスピードを両立してきました。
こうした経験を、労務の現場でも活かしていきたいと考えています。」

この誠実で前向きな姿勢と、実務スキルの具体性が高く評価され、5名規模の地域密着型社労士事務所から内定を獲得。

「未経験でも業界へキャリアチェンジする意欲、PCスキルなど基礎的なスキルがしっかりしている」と所長からも太鼓判を押されました。

入所後は、入退社手続きや社会保険の申請を中心に担当。
Excelスキルを活かして、クライアントごとの申請管理表を自ら作成するなど、
業務の効率化にも積極的に取り組んでいます。

正確さと期日管理の意識の高さから、早くも複数顧客の担当補助を任されるようになり、
最近では給与計算や助成金申請にも関わるなど、着実にステップアップを続けています。

「現職では労務の重要性があまり理解されておらず、
自分の中で“もっと専門性を活かしたい”という気持ちが強くなりました。
担当のキャリアアドバイザーは、私の経歴を丁寧に整理してくれて、
“経理経験も立派な強みになる”と背中を押してくれました。
面接前のアドバイスがとても実践的で、自信を持って臨むことができました。」

「Zさんは、資格取得直後という行動力と、誠実で前向きな姿勢が印象的でした。
経理出身者は社労士業務との親和性が高く、特にZさんのようにExcelなどPC操作が得意な方は、
手続きやデータ管理で即戦力として活躍できるケースが多いです。
未経験でも“どんな経験をどう活かせるか”を明確に言語化できたことが、成功の決め手でした」

社内で異動が叶わなかった経験や、労務が軽視される環境に違和感を持ったことを、
「自分の専門性を磨くきっかけ」に変えたZさん。

資格を取っただけで終わらせず、しっかり行動に移したその姿勢が、今回の成功につながりました。

「今の職場で労務に関われない」「資格を活かせる環境で働きたい」
そんな方は、ぜひ一度当社へご相談ください。