専門学校卒業後、大手物流企業に入社し約6年間勤務。入社後3年間は複数の営業所で現場オペレーション・顧客対応・シフト調整などを担当し、柔軟な対応力と調整力を磨いた。
その後、人事総務課へ異動し、約3,000名規模の労務管理、社会保険・労働保険対応、扶養家族管理、入退社手続き、社員研修運営、外国人社員管理、労災対応 など、人事労務の幅広い領域を3年間経験。

労災発生時の初動対応から給付書類作成、休業補償計算まで一連の対応を行った実績は、社労士実務に直結する大きな強みであり、
現在は社会保険労務士試験の学習を継続しており、専門性を高めたいという強い意欲を持っている。

転職活動において明確にしていた軸は以下の通り：

1. 人事労務全般のスキルをさらに伸ばせる環境で働きたい
2. 社労士資格の勉強と実務が両立できる職場
3. 会社規模よりも、専門性を磨けるフィールドを重視

事業会社で培った基礎力を活かしながら、より高度な実務・多様な業種に触れられる社労士法人でキャリアアップしたいという明確な目的を持っている。

キャリアアドバイザーとの面談では、事業会社での実務を“専門事務所が求める即戦力要素”に変換する棚卸しを実施。
特に以下の点が評価ポイントとして整理された：

●3,000名規模の勤怠・労務管理の経験
●労災対応を初動から給付請求まで一貫して担当した経験
●現場経験に裏打ちされた「相手の立場に立てる対応力」
●多様な問い合わせ対応や研修講師経験によるコミュニケーション力
●扶養管理・入退社手続き・外国人社員管理など実務範囲の広さ

応募先として、多様なクライアントに関われる グローバル税理士法人系の社労士法人 を選定。面接では、労務管理のプロセス説明、ミス防止の工夫、労災対応の具体的流れを自分の言葉で説明できたことが評価され、年収450万円での内定獲得となった。

入社後は、外資系企業を含む幅広い業種の労務手続き・給与関連業務に携わり、事業会社では得られなかった専門的な案件を経験している。
また、資格取得を支援する文化があるため、勉強との両立もしやすく、

　　「専門的な業務に触れる機会が増え、社労士として成長できる環境に入れたと実感しています」
　　と語っている。
　　日々の実務が学習内容とリンクすることで、資格取得へのモチベーションも大きく向上している。

20代ながら人事労務の基礎をしっかりと積み上げてきた点、さらに現場経験を持つことで企業側の視点が理解できる点は、
士業の世界で大きな強みです。誠実さ・丁寧さ・学習意欲も揃っており、専門事務所から高く評価される理由が明確でした。

今回の転職は、社労士として専門性を高めていくための理想的なスタートラインであり、将来的には顧問先から信頼される実務家として大きく成長されることが期待できます。