未経験から始める人事・労務転職ガイド｜準備・応募・面接まで

登録日：2025年05月21日

1. 人事・労務職は未経験でも目指せる？

1.1 人事・労務の基本的な仕事内容とは

人事や労務と聞くと、「採用担当」や「給与計算」など、ふんわりとしたイメージしか持っていない方も多いかもしれません。
でも実際には、どちらの職種も会社の土台を支える大切な役割を担っています。

人事と労務の仕事内容には明確な違いがありますが、どちらも「人」に関する業務が中心です。

人事の主な業務

採用（新卒・中途）
社員の配置・異動の管理
教育・研修制度の設計と運用
評価制度の企画・運営
組織開発や人材開発

労務の主な業務

勤怠管理
給与・賞与計算
社会保険や年末調整の手続き
就業規則の整備
労働法関連の対応

たとえば、社員が安心して働ける環境をつくるために、労務が制度や法律面をしっかり整備し、その環境で人事が人材の育成や配置を考える。
そんなイメージです。

日常業務の流れも知っておこう

たとえば、労務担当の場合、朝は勤怠システムのチェックから始まります。
月末や月初は給与計算で忙しく、社会保険の手続きもタイミングを見て進める必要があります。

人事の場合は、応募者対応や面接設定、研修の企画など、時期によって業務が大きく変わります。

よくある誤解と注意点

人事・労務職は「デスクワークで楽そう」と思われがちですが、実際には以下のような注意点があります。

1.期限が厳しい業務が多い
　給与支払いの締切、社会保険の申請期限など、遅れると大問題になるタスクが多いです。

2.ミスが許されにくい
　たとえば給与計算で金額を間違えると、社員の信頼を損なってしまいます。

3.情報管理が非常に重要
　個人情報や機密事項を扱うため、常に慎重な姿勢が求められます。

これらにしっかり向き合う姿勢があれば、未経験でも十分活躍できる職種です。

こんなシーン、想像してみてください

「毎月の給与がちゃんと振り込まれている」
「働きやすい環境が整っている」
これって、誰かがきちんと裏側で動いてくれているからなんです。
そんな縁の下の力持ちとして、社員を支えるのが人事・労務職です。

1.2 未経験者が人事・労務活躍できる理由

「人事や労務って、専門知識がないと無理そう…」と思っていませんか？
実は、未経験からスタートして活躍している人はたくさんいます。

その理由は、経験よりも“人柄”や“基本的なビジネススキル”が重視されるケースが多いからです。

業務の多くはマニュアル化されている

人事や労務の業務には、ある程度決まった手順があります。
たとえば、給与計算や入社手続きなどは「マニュアル通りに処理する」ことが求められるため、慣れればスムーズに対応できるようになります。

最近では勤怠管理や労務手続きもクラウドサービス化が進み、システムの操作さえ覚えれば問題ないケースも多いです。

コミュニケーション力が活かせる仕事

人事・労務職は、社内のさまざまな部署と関わります。
特に人事は面接や研修の調整、労務は社員からの問い合わせ対応など、相手に寄り添った対応ができるかどうかが大切です。

そのため、以下のようなスキルがある人は未経験でも評価されやすいです。

報連相をしっかりできる
丁寧で誠実なコミュニケーションができる
誰とでも円滑に接することができる

実は他職種の経験が強みになることも

未経験といっても、事務や営業などの経験がある場合、それが武器になることもあります。
たとえば、

事務経験 → 書類管理やデータ入力の正確さが活かせる
営業経験 → コミュニケーション力や段取り力が活かせる
接客経験 → 相手の気持ちを汲んで対応できる

こうした「過去の経験をどう活かせるか」を伝えることで、採用側に好印象を与えることができます。

失敗しやすい考え方とその対策

未経験者が陥りやすい勘違いもあります。

1.「未経験OK＝誰でもできる」ではない
　あくまで「未経験でも学ぶ意欲がある人」を求めている場合が多いです。

2.スキルアップを後回しにしがち
　入社してから覚えればいい…と思って何もしないのはNGです。事前に少しでも学んでおくと安心です。

3.「何をしたいか」が曖昧なまま応募してしまう
　「人事ってなんかカッコいいから」では動機が弱く、面接で詰まってしまいます。

これらを回避するには、あらかじめ仕事内容を理解し、自分の強みとどう結びつけられるかを考えることが大事です。

未経験でも“向いている人”には十分チャンスがある職種です。

1.3 人事・労務に採用されやすい人の共通点とは

人事・労務職は未経験OKの求人も多いですが、実際に採用される人にはいくつかの共通点があります。
ただ「やる気があります」と伝えるだけでは不十分なんです。

採用担当者が見ているのは、「この人なら安心して任せられそうか」というポイントです。

共通点① 基本的なビジネスマナーが身についている

どんなにスキルや資格があっても、社会人としてのマナーが欠けていれば信頼は得られません。
とくに人事・労務職は「会社の顔」として、内外の人と接することも多いため、以下の点が重視されます。

丁寧な言葉遣い
清潔感のある身だしなみ
正確で簡潔な報告・連絡・相談（報連相）

電話やメール対応ひとつでも、会社の印象を左右する存在として見られます。

共通点② 物事をコツコツと進められる

人事・労務の仕事は、派手さはなくても地道な作業の積み重ねが大事です。
たとえば、勤怠データを月ごとにチェックしたり、マイナンバーなどの個人情報を間違いなく入力したりといった業務が日常的にあります。

「細かい作業が苦にならないか」は、未経験者でも問われやすい視点です。

共通点③ 前職の経験を活かせる視点を持っている

たとえ人事や労務の経験がなくても、「自分の過去の業務とどうつながるか」を説明できる人は強いです。
たとえば…

「前職では顧客情報の管理をしていたので、情報管理の重要性は理解しています」
「クレーム対応の経験があり、丁寧な応対には自信があります」

このように、“経験ゼロ”ではなく“別の経験を活かせる”という視点があると印象が大きく変わります。

採用に落ちやすい人の特徴と注意点

逆に、面接で不採用になりやすい傾向としては、次のような点が挙げられます。

1.志望動機が浅い・抽象的
　「人事に興味があります」「誰かの役に立ちたいです」だけでは弱いです。

2.なぜ人事・労務職なのかが説明できない
　「他に受かりそうな仕事がなかった」という印象になってしまうとNG。

3.会社や職種のリサーチ不足
　業務内容を理解せずに応募すると、「入社後にミスマッチが起きそう」と判断されやすくなります。

日常で役立つエピソードを交えて話すと効果的

たとえば、前職で「エクセル管理が得意だった」「新人教育に関わった」など、些細なことでもいいので実体験を交えて話すと説得力がアップします。

「この人なら丁寧に仕事してくれそう」と思わせる具体例があるかどうかがカギです。

2. 未経験から人事・労務職を目指す準備

2.1 求められるスキルと知識を理解しよう

未経験から人事・労務職を目指すなら、まずはどんなスキルや知識が求められるのかをしっかり把握しておきましょう。
採用担当者は、経験の有無よりも「この人は業務を理解しているか」「学ぶ姿勢があるか」を重視しています。

基本的なPCスキルは必須

多くの業務はパソコンを使って進めます。とくに以下のスキルは重宝されます。

Excelでの表作成や関数の活用（SUM・IF・VLOOKUPなど）
Wordでの文書作成やテンプレート操作
メールでの丁寧な文面作成

これらが問題なくこなせるだけで、即戦力と見なされることもあります。
たとえば、給与計算や勤怠集計など、Excelを使う機会は非常に多く、「ピボットテーブル」や「条件付き書式」などが使えると強みになります。

社会保険や労働基準法の基礎知識

労務に関わるなら、最低限の法律知識も求められます。
とくに押さえておきたいのは以下の内容です。

社会保険（健康保険・厚生年金・雇用保険・労災保険）
労働基準法（労働時間、休憩、休日、残業など）
年末調整や扶養控除の仕組み

いきなり完璧に覚える必要はありませんが、「知らない」状態で面接に臨むのはリスクが高いです。

書店に並んでいる入門書や、厚生労働省の公式サイトなどを活用して、基本的な用語を押さえておきましょう。

スケジュール管理力・正確性も重要

人事や労務の仕事には、期限が決まっているタスクが非常に多いです。
たとえば「給与の締め日」「入社日の社会保険加入」など、1日でもズレるとトラブルになることもあります。

そのため、次のような能力が求められます。

期限を逆算してスケジュールを組める
ミスなく確認・処理をする注意力
優先順位をつけて業務を整理する力

これらは、事務職や販売職などでも鍛えられるスキルなので、過去の経験をうまくアピールできると好印象です。

スキルがあると、行動にも自信が出る

たとえば、「Excelの関数ができるようになった」「社保の種類が分かってきた」
そんな小さな積み重ねが、面接時の受け答えや志望動機にリアルさを生み出します。

準備ができている人ほど、面接官に「この人は本気だ」と伝わるんです。

2.2 履歴書・職務経歴書の書き方ポイント

未経験から人事・労務職を目指す場合、履歴書や職務経歴書の内容でしっかり熱意と適性を伝えることが大事です。
特に実務経験がない場合は、「何ができるか」ではなく「なぜやりたいか」「何を準備してきたか」が評価の分かれ目になります。

志望動機は「きっかけ＋具体性」で説得力を

ありきたりな「人の役に立ちたいから」だけでは、他の応募者と差がつきません。
以下のように、「動機の背景」＋「自分の強み」＋「活かせるポイント」をセットで伝えるのがコツです。

例：
「前職で社員サポートの仕事にやりがいを感じ、人事業務に関心を持つようになりました。事務処理能力や丁寧な対応には自信があり、労務分野で活かせると考えています。」

このように、経験がなくても“なぜこの職種に進みたいのか”が具体的に伝われば、評価につながりやすくなります。

自己PRは「業務につながる経験」をベースに

人事・労務職に関連性のある経験をピックアップして、強みに変えていきましょう。

「データ入力業務で、1年間ミスゼロだった正確性」
「接客で培った丁寧な応対力」
「複数案件を同時進行したスケジュール管理能力」

これらのスキルは、人事や労務の仕事でもそのまま役立ちます。
「未経験だけど、こういう場面で鍛えた力があります」と伝えるだけで印象が変わります。

職務経歴書では「実績より姿勢と工夫」を見せる

未経験の場合、華やかな実績が書けないことも多いですが、そこで大切なのは「どんな姿勢で仕事に取り組んできたか」。

たとえば…

業務の中で工夫したこと
チームワークを意識した行動
業務改善に貢献した小さな提案

こういったエピソードを交えて書くと、誠実な人柄や成長意欲が伝わります。

書類作成の時間は惜しまない

たとえば、ある応募者は職務経歴書の中で「ExcelのVLOOKUP関数を使って業務効率を上げた」という具体例を入れただけで、書類選考の通過率がアップしました。

小さな工夫でも、採用担当者の印象に大きく影響します。

2.3 未経験者にありがちな失敗と対策

未経験から人事・労務を目指す方がよく陥るのが、「やる気はあるのに選考が通らない」という壁。
実はそこには、共通する“見落としポイント”があるんです。

「知らなかった」だけで損してしまうのは、もったいないですよね。

失敗① 人事・労務の仕事を曖昧に理解している

よくあるのが、「人と関わる仕事がしたいから人事が向いていると思った」という浅い動機。
しかし実際には、事務作業や制度管理など、人と関わる以外の要素も多く含まれています。

【対策】
業務内容を具体的に調べ、「どんな作業があるのか」「自分はどこが得意か」を整理してから志望動機を練りましょう。

失敗② 求人の条件をしっかり読んでいない

「未経験OK」と書かれているだけで安心してしまい、実際は「業界経験があると尚可」「事務経験者歓迎」などの条件を見落としてしまうことも。

【対策】
求人票の「歓迎条件」や「活かせる経験」の欄までしっかり確認しましょう。
そのうえで、自分の強みがマッチしている部分をアピールすることが大事です。

失敗③ 書類が抽象的・自己流で終わっている

書類審査で落ちる方の多くが、「丁寧な対応ができます」「成長意欲があります」といった抽象的な文面だけで構成しています。

【対策】
数字やエピソードを盛り込み、「どんな場面でどう行動したか」を具体的に記載しましょう。
たとえば「1日80件のメールを処理していた」「3年間ミスゼロでデータ入力を担当」など、実績があると説得力が増します。

失敗④「未経験だから」と控えめになりすぎる

「自分には経験がないから…」と遠慮がちになると、熱意や魅力が伝わらず落選するケースも多いです。

【対策】
経験がなくても、「これだけ準備をしてきた」「こんな力が活かせる」と伝えることで、しっかりアピールできます。
控えめにならず、前向きに自分の強みを言葉にする姿勢が大切です。

失敗⑤ 応募数が少なすぎる

「1〜2社に絞って集中しよう」と考えるのは立派ですが、未経験の場合は特に書類落ちの確率が高いため、行動量も重要です。

【対策】
まずは10社以上の応募を目標にしながら、自分のペースで調整していきましょう。
応募数を増やすことで、書類作成や面接の精度も自然と上がってきます。

経験不足は、準備と工夫で補える

未経験だからこそ、準備の質と伝え方が大事になります。
とくに面接官は、「この人はどこまで考えてこの職種を選んだか」をしっかり見ています。

失敗を恐れず、1つずつ改善していくことで、チャンスをしっかり掴めますよ。

3. 人事・労務への転職活動を成功させる具体的なステップ

3.1 求人の見極め方と応募のコツ

人事・労務職は「未経験OK」の求人も多く見つかりますが、その中には選考通過が難しいものや、実は経験者向けだったものも混在しています。
見極めが甘いと、無駄な応募ばかり増えてしまうので注意が必要です。

大事なのは、求人票から「本当に自分に合っているか」を見抜く力です。

見るべきポイント① 「未経験歓迎」の表現の違い

求人にはよく「未経験歓迎」と書かれていますが、実は大きく分けて3タイプあります。

完全未経験OK：研修制度が整っており、スキル不要で始められる
業界未経験OK：同職種経験者は優遇されるが、他業界からでもOK
経験者優遇（実質未経験NG）：未経験可と書いていても、実際は経験者が通過しやすい

【チェックポイント】
「研修あり」「マニュアル完備」「第二新卒歓迎」などの文言があれば、未経験者に本当に門戸が開かれている可能性が高いです。

見るべきポイント② 業務内容が具体的かどうか

よくあるのが「人事業務全般」「労務対応など」といった曖昧な表現だけの求人。
これでは、実際にどんな仕事を任されるのか分かりません。

【チェックポイント】
以下のように、仕事内容が具体的に記載されているかを確認しましょう。

勤怠データのチェック
給与計算の補助業務
採用面接の設定や日程調整
社会保険の書類作成　など

明確に書かれている求人の方が、入社後のミスマッチも起きにくいです。

見るべきポイント③ 働き方・環境も要チェック

人事や労務職は、ルーティン業務が多いため、残業時間や休日数などの「働きやすさ」も重要です。
見落としやすいけれど重要なのがこちら。

月の残業時間（20時間以内だと比較的働きやすい）
有給取得率（高ければ制度利用しやすい職場）
配属部署の人数（1人だけの労務担当は負担大）

求人の中にこれらの記載があるかを必ずチェックしてください。

応募のコツ① 書類の提出は「スピード」がカギ

人気のある求人は、応募が集まりやすく、締切前に募集が打ち切られることも。
いい求人を見つけたら、当日〜翌日には応募準備を整えるのが理想です。

そのためには、あらかじめ履歴書・職務経歴書のテンプレートを作成しておき、すぐに調整できる状態にしておくと安心です。

応募のコツ② 1社ごとに内容をカスタマイズ

「どの会社にも同じ志望動機や自己PRを送る」
これは非常に多いミスです。採用担当者にはすぐに見抜かれます。

【対策】
企業ごとの特徴や業務内容に合わせて、「なぜこの会社で人事・労務をやりたいのか」を具体的に書き換えましょう。

応募のコツ③ 応募数を増やすだけでなく“質”も意識

数打てば当たるではなく、「受かりそうな求人」ではなく「入りたい求人」を選ぶことも大切です。

その企業に合った自分の強みは何か
企業理念や雰囲気に共感できるか
求められる業務に自分がどう貢献できるか

こうした視点で選び、書類や面接に臨むことで、選考通過率がぐんと上がります。

求人の質を見極めることが、転職成功の第一歩

たとえば、1ヶ月で15社に応募した人が、求人選びを見直しただけで3社の書類選考に通過したという例もあります。

数だけでなく「見極め」と「タイミング」で、結果は大きく変わるんです。

3.2 面接で聞かれやすい質問と答え方

未経験の面接では、「なぜこの職種？」「本当に理解してる？」が問われます。
準備しておけば、落ち着いて対応できます。

よくある質問と答え方のコツ

●なぜ人事・労務を目指すの？
　→ きっかけ＋仕事内容理解＋自分の強みで構成

●未経験でもできる理由は？
　→ 勉強していること、活かせる経験を具体的に

●人事と労務の違いは？
　→ 採用や配置（人事）／勤怠・給与（労務）と簡潔に説明

印象を良くするポイント

丸暗記せず、自分の言葉で話す
企業の特徴に触れた受け答えを用意する
姿勢・声・表情も面接では重要

内容だけでなく「伝え方」も面接の評価対象です。

3.3 転職サイト・エージェントの上手な使い方

未経験OKの人事・労務求人を探すなら、転職サイトやエージェントを上手に使い分けることがコツです。

転職サイトの活用ポイント

自分のペースで求人を探せる
「未経験歓迎」「研修制度あり」で絞り込み可能
スカウト機能も活用すると効率的

エージェントを使うメリット

非公開求人を紹介してもらえる
書類添削や面接対策が無料で受けられる
業界のリアルな情報を教えてくれる

エージェントは複数登録もOK。自分に合う担当者と出会えれば、心強い味方になります。
求人探しに迷ったら、両方を併用するのが安心です。

4. 資格やスキルアップで差をつける方法

4.1 おすすめの資格と勉強方法

未経験から人事・労務職を目指すうえで、資格は必須ではありませんが、基礎知識の証明や学ぶ姿勢のアピールになります。

狙い目の資格3つ

社会保険労務士（社労士）：将来的に専門職を目指すなら◎
人事総務検定：基礎から学べて、実務未経験でも取りやすい
MOS（Excel資格）：Excelのスキル証明として強い

勉強方法のコツ

通勤時間にスマホで動画講座を視聴
無料の学習アプリやYouTubeも活用
テキストは「入門レベル」から始めるのがおすすめ

資格取得が目的ではなく、「実務につながる学び」がポイントです。

4.2 実務経験がなくてもできるスキル習得法

未経験でも、日常の中で人事・労務に役立つスキルを磨く方法はたくさんあります。

今すぐ始められるスキルアップ例

Excelの操作練習：無料テンプレやサンプルで給与計算を試してみる
ビジネスマナーの確認：メール・電話対応の本や動画で学習
勤怠管理アプリを使ってみる：システムの操作に慣れておくと◎

学びの姿勢をアピールしよう

勉強記録をノートやブログにまとめておくと面接で使える
自主的に動いている姿勢が、採用担当に好印象

経験がなくても、「どれだけ自分から動けるか」が選考のカギになります。

4.3 自主的な学びでアピール力を高めるコツ

未経験者にとって、「自ら学んでいる姿勢」は最大のアピールポイントです。

面接官に響く学びの見せ方

「Excelで勤怠表を作ってみました」などの実例を話す
学んだことを整理してメモやノートに残しておく
SNSやポートフォリオで学習記録を発信するのも効果的

アピールにつながるテーマ例

労働法の基本用語（残業時間、36協定など）
給与計算の流れ（支給・控除の仕組み）
社会保険の加入条件と手続き

「自分で調べ、理解しようとした努力」こそが未経験者の強みです。

5. まとめ

人事・労務職は、専門知識よりも「丁寧さ」「学ぶ姿勢」「人に寄り添う力」が重視される仕事です。
だからこそ、未経験からでもしっかり準備すれば十分に目指せます。

未経験でも評価されるポイント

事務作業や接客経験など“共通する力”がある
基本的なPCスキルや社会保険の知識を習得中
丁寧な応対力や報連相がしっかりできる

経験はあとからついてくるもの。大事なのは、「自分にできることから始めよう」という姿勢です。

今のスキルや経験も、人事・労務で活かせる可能性はたくさんあります。

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